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第3話 クローゼットと休日デート

 自室のクローゼットを開けて、しばらく眺めて、首を傾げる。「俺、何着てたっけ?」  麻の筒袖は頭からかぶって着たあと襟元の開き具合を紐で調節し、その下に履いた筒袴の裾は皮を重ねて作ったブーツに入れてしまう。腰に巻いた帯に鞘付きの短…

第2話 久しぶりのマック

 トラックに跳ねられてアニメやラノベのように異世界に飛ばされて。そこで一生を終えて戻ってきた元の世界でもまた、俺たちは一緒にいる。 「クラスの連中と話が合わない……」 学校帰りのマックでぼんやりと晃が呟けば、直尚も深く同意するよう…

第1話 再会

 白い天井、うねうねとした波線が映し出されている機械、点滴と、それらから伸びているいくつものカラフルな管や電線。なんだか息苦しく感じるのはプラスチックのマスクを付けられているからだと気がついた。酸素を送り込む装置だったか何だったか。テレビド…

一蓮托生

刀ミュ/膝丸と子狐丸と岩融。つはものどもがゆめのあと。